日にちは遡りますが今年10月、ご縁をいただき熊本市にある
医療型障害児入所施設・療養介護施設に研修に参りました。
これまで余りに感動が大きく、言葉を紡ぐことができませんでした。
こちらは重症心身障害児施設で入所利用者の療育だけではなく、
在宅の方も含めた障害児・者のための総合的な支援施設です。
テーマは「福祉従事者の接遇マナー」
~対人援助職として基本的な人と向き合う姿勢~
研修前夜に施設長をはじめ研修担当者と会食。
忌憚のない意見交換をし、当日は施設内をラウンドして
スタッフの働く姿を見学してから研修に入りましたが、
重症心身障害の利用者の世話をする職員の
信念を持って関わる真摯な姿を目の当たりにし、
研修前から感極まるものがありました。
研修では接遇五原則以前の「ひとりの人間として
大切にして欲しいこと」を伝えました。
そして福祉従事者としての「必須条件」と「十分条件」も。
必須条件とはテクニカルスキルを磨くこと。
十分条件とは人としての“思いやり”“優しさ”
“温かさ”が感じられる関わり。
つまりはヒューマンスキル(人間性)が高い人であって欲しいと…。
もう十分に出来る人たちですので、労をねぎらいながら
再確認のための時間になりました。
研修後、強く心に誓った思いがあります。
これからの時間、いままで以上に全力で
福祉の現場で働く人を支えて行くと…。