今年も残すところあと僅かとなりました。
2020年を振り返りますと、新型コロナウイルスが瞬く間に
世界中に拡がり世の中が一変しました。
私共の仕事も新人研修をはじめ、今まで当たり前のように実施されていた対面研修が
次々と中止、もしくは延期となり、研修の在り方も様変わりを余儀なくされました。
予測不能の世界という言葉をよく耳にすることになったのもこのころでした。
世の中が激変する中、ピンチはチャンス?
ピンチをチャンスに変える発想とは…、と気持ちを転換。
研修依頼法人の担当者の方と、研修実施に向けて
可能な在り方をZOOM会議にて重ねたことを思い出します。
なしにするのではなく、可能性を求める…。
複数の参加が可能な顔の見える会議(ZOOM会議)は、
移動に伴うリスクを避け、それでいて予め送付していた資料を基に
パワーポイントを使用しながらプレゼンすることで、大変効果がありました。
研修先の法人では、コロナ禍であるからこそ、
人材育成の研修を必要とされるケースが多々ありました。
本来1回の集合対面式の研修で済んでいたものを、数回に分け、
オンライン研修に切り変えたり、先方が対面式を希望されるときは
広い会場で十分なソーシャルディスタンスをとっていただき、
検温、消毒を徹底し、フェイスシールドを着用したり、
マイクシールドを状況によって使用し、換気をこまめにし、
万全の研修環境準備を整えました。
法人トップの研修時の判断と、担当者の方の懸命な努力に頭が下がる思いでした。
法人のリスクマネージメントが普段から徹底しているからこそ実現した研修であり、
法人職員一人ひとりの危機意識の高さがあってのものだったと感じております。
オンラインにしろ、少人数×複数回の対面研修にしろ、大変な状況下にあっても
熱心に受講して下さる職員の方の姿に心引き締まる思いでした。
「変わらないもの、変えてはいけないもの」
どのような状況や状態であっても、同僚間をはじめ、
利用される方への目配り、心配り、気配りのあるかかわり。
今ほどその「人間性」を問われる時代はないと痛感しました。
2021年、時代に即した研修の在り方を模索しながら
動画やオンラインを通し、今まで以上に「大切なもの」を
伝えられるよう努力していく所存です。
くる年が皆様にとって 佳き年になりますように